開店・閉店記事一覧 【開店】串カツ田中 柏西口店★567円セットなどテイクアウトがお得. ゲーセン閉店 消費増税だけが理由じゃない? こちらの記事から、こんなグラフも拝借。 googleで「ゲーセン 閉店」って検索すると、たくさんの検索結果!悲しくなるね。 なぜゲーセンがダメになったのか?を中の人が考える 私はゲーセンで10年以上働いていたので、近隣含め色んなゲーセンが閉店していったり、働いていた期間の売上推移や客数の動向についてもずっと見てきました。 実際売上ってどうなっているの?儲かっているの?赤字なの?気になりますよね。 2020/06/17 up! Would you like to proceed to legacy Twitter?
We would like to show you a description here but the site won’t allow us. 熊本の「今」と「魅力」が詰まった暮らしの情報交差点ここ数年、「昔ながらのゲームセンター」の閉店が熊本県内で相次いでいます。私は10代から、熊本市内などのゲームセンターを巡り、店内の雰囲気を味わったり、あまり見かけないゲーム機で遊んだりするのが趣味。28歳の今も月3回ほど気分転換に訪れます。2019年の秋、私用で天草市中心部へ行った際、以前から気になっていた「グリーンモンスター」に行ってみました。「グリーンモンスター」は米大リーグの球場ではなく、天草のゲームセンターです。ところが到着してガッカリ。店内の電気がついておらず、入り口も閉まっていました。天草の知り合いに聞くと、この年の春ごろに閉店したそうです。2019年春ごろに閉店したというゲームセンター「グリーンモンスター」=同年11月、天草市若いときからの大切な「居場所」だったゲームセンターが姿を消していくのは残念でたまりません。閉店が相次ぐ理由について、自分なりに調べてみました。(熊本日日新聞・木村馨一記者)※情報は2020年2月20日時点です。index本題に入る前に、「昔ながらのゲームセンター」について整理したいと思います。一般的に「ゲームセンター」の範囲は広いです。独立した店構えのほか、ボウリング場や温泉施設内などのゲームコーナーも含め、業務用ゲーム機を置いて営業する形態すべてを指します。業界では「アミューズメント施設」などとも言うそうです。最近では、商業施設内の一角にある、子ども向け遊具が充実して家族連れで楽しめるメーカー運営のタイプ、人気のクレーンゲームに特化した店も目立っています。その中、今回取り上げる「昔ながらのゲームセンター」(以下「ゲーセン」)は、道路沿いや繁華街に立地し、若者向けのビデオゲームをそろえる店です。概して店内は薄暗く、夜遅くまで営業しているタイプです。そんな「ゲーセン」は、時代とともに、どう様変わりしているのでしょうか。ゲーム機メーカーなどでつくる「日本アミューズメント産業協会」によると、業務用ゲームを楽しむ場所は、1960年代を中心とするボウリングブームとともに全国に広がりました。ビデオゲームは70年代に出回りはじめ、78年に登場したインベーダーゲームの大流行により、喫茶店や文具店など幅広い店に設置されるようになりました。さらに80年代に入ると「ゼビウス」「パックマン」などのヒット作が相次ぎ、独立した「ゲーセン」も増えていきました。私より上の世代のゲーム愛好者に話を聞くと、「ゲーセン」が特に活況だったのが、1990年代前半ごろ。「ストリートファイターⅡ」「ザ・キング・オブ・ファイターズ」といった対戦格闘ゲームが人気を博し、熊本県内で30店以上が営業していたそうです。熊本市白山通りにあったゲームセンター「P」。2003年9月の閉店日には多数の客が詰め掛けた(提供)それから30年後、年号も平成から令和に変わった現在、県内で営業している「ゲーセン」は十数店とほぼ半減。2000年代後半から閉店の動きが目立ち、ここ数年でみると、天草市のグリーンモンスターのほか、熊本市でも、白山通りにあった「J」、上熊本の県立総合体育館近くの「G」、下通の商業ビル地下にあった「F」などが相次ぎ閉店しました。私もよく出入りしていた、浜線バイパス沿いの「A」も、熊本地震の前に営業をやめたそうです。もっとも「ゲーセン」の減少は全国的な傾向のようです。2018年度の警察白書によると、さまざまな形態のゲームセンターの店舗数は全国で約4千店と、89年の約2万店から大幅に減っています。では、「ゲーセン」の閉店が続く理由は何でしょうか。背景に「利益を出しにくい」経営環境があるようです。ゲーム好きの知人で、熊本市内の「ゲーセン」でアルバイト経験もある40代の自営業男性によると、次のような状況です。筐体(きょうたい)の業務用ビデオゲームは、価格が1台100万円を超えるものがほとんど。大型機になると500万円する筐体も…。ゲーム代が100円とすると、単純計算で1万回以上の利用がないと購入費もまかなえません。客のニーズにこたえるためには、次々と登場する新作を購入する必要もあります。さらに最近の主流は、インターネットで全国のプレーヤーと対戦したり、自分の戦績データを更新したりするタイプのため、ネット使用料(通信手数料)もかかります。消費増税による電気代やメンテナンス費の値上げも経営を圧迫。ゲーム代は「1回100円」など切りの良い価格で定着しており、増税分の転嫁が難しいそうです。確かに「1回110円」では、10円玉を用意するのが煩わしくて、興ざめしますね。もちろん、経費分をカバーできるほど店がにぎわえば問題ないのでしょうが、むしろ客数は減少の一途。少子化の影響もありますが、それ以上に若い人の「ゲーセン離れ」が進んでいるようです。今の若い人は、「ゲーセン」をどう捉えているのでしょうか。崇城大(熊本市)でアニメやゲームといったポップカルチャーを活用した地域おこしに取り組むサークル「PTP」の大学生12人に集まってもらい、話を聞きました。このサークルのメンバーはゲームに興味を持つ人がほとんどですが、普段はスマートフォンや家庭用のゲーム機で楽しんでいるようです。高校時代、毎日のように「ゲーセン」に通っていたという4年生の男子学生(22)は「スマホなど、いろんなことにお金を使う機会が増えた」として、週1、2回に減ったそうです。1年生の男性学生(19)も「高校時代はよく行っていたが、1人暮らしでお金の使い方を考えるようになり行かなくなった。スマホのゲームは基本無料の種類が多いし、いつでも、どこでも楽しめるのがいい」と話してくれました。では逆風の中、今も営業を続ける「ゲーセン」は、どんな状況なのでしょうか。近隣に高校や大学が多い文教地区の熊本市中央区大江で40年以上稼働している「大江ゲームセンター」(下の写真)を訪ねてみました。ここは「ストリートファイター」「鉄拳」などのゲームやスロットマシンなど約100台を設置。節電とブラウン管の消耗を抑えようと、客が利用しない時はビデオゲームの電源をオフにしています(下の写真)。かつて若者を熱中させた「ゲーセン」の継続、個人経営での新規開店は難しいことなのでしょうか。このオーナーさんは「電気代も高いし、難しいと思います。利益を求めず、楽しく経営したいというなら別でしょうけど」と話していました。大江ゲームセンターの店内。空席のゲーム機が目立つ=2019年11月、熊本市中央区私が「ゲーセン」にはまったのは、高校時代。レバーとボタンを駆使して、格闘ゲームやクイズゲームを楽みました。当時の小遣い月2千円から100円、200円をゲーム代にひねり出し、見知らぬ人と対戦する「ヒリヒリした感覚」が何とも心地よかったです。店内は薄暗く、たばこの臭いが漂い、騒がしかったけれども、不思議と心が落ち着く空間でした。むしろ、私は「ゲーセン」で、年齢や学校が違う何人かの友人ができました。一部の人とは大人になっても付き合いが続き、時折、お酒を飲みながら、昔遊んでいたゲームの話などで盛り上がっています。「若いころ『ゲーセン』に行けば、友だちが何人かいた。友だちに会うために『ゲーセン』に行く、という一面もあった。携帯電話が普及した今は、待ち合わせる必要もなくなった」今回の記事で紹介した、「ゲーセン」でアルバイト経験がある40代自営業男性が、こう語ったことがありました。「若者の交流の場」だった「ゲーセン」は、今や「元若者」の息抜きの場になっています。「大江ゲームセンター」とは別の「ゲーセン」経営者は、「個人経営店は、どこも苦しいと思う。店舗数はもっと減っていくだろう」と寂しそうに話していました。今は、「eスポーツ」の世界的な人気により、「ゲーム」というコンテンツに、若者を中心にかつてないほど注目が集まっています。しかし、そのうねりは、「ゲーセン」にまで、届いていないように感じます。せっかくのチャンス、生かせる手はないものでしょうか。私にとって「とってきおきの場所」である「ゲーセン」が、一店でも多く営業を続けてくれることを、願ってやみません。本サイトに掲載の記事、写真等の無断利用、無断転載は禁じます。 著作権は熊本日日新聞社または、各情報提供者にあります。Copyright © Kumamotonichinichi shimbun All Rights Reserved.