人事異動の時期になると異動の挨拶のメールが届く事があります。時には面識の無い社員からのメールもあります。返信の内容にも迷ってしまいますよね。そこで今回はそんな異動挨拶メールの返信の書き方のコツやマナーを例文と共に解説をしていきます。 「ご返信の程よろしくお願い致します」の意味、敬語の種類、ビジネスシーンにふさわしい使い方(メール・手紙・文書・社内上司・社外・目上・就活・転職)、注意点について。ビジネスメールの例文つきで誰よりも正しく解説する記事。※長文になりますので「見 ビジネスメール返信マナー; メールセキュリティ対策; メール署名テンプレ; メールを送る前の最終チェック; 初対面のメール挨拶; 就活メール. メールや手紙で相手に返事を求める時に「ご返信をお願いします」と書くことが多いのはこのためです。 「ご連絡」には「文字で」というニュアンスはありません。 資料送付のお願い; 資料が届かない時の再送付依頼; 就活資料送付のお礼; ob訪問のお願い; ob・og訪問お礼 ビジネスメールのやりとりでは「返信の返信」という形でメールを送るか、悩むこともあるでしょう。実は、ビジネスメールで返信の返信を送る際には、基本的なルールがあります。本記事では、ビジネスメール … 上司に確認後の返信をお願いする催促メールの文例をご紹介します。返事がこないときのおすすめの書き方やマナーについてもお伝えするので参考にしてくださいね。 メールは「あいさつ」で始まり、「あいさつ」で終わります。メールの最後に結びのあいさつがないと中途半端で愛想のないメールになってしまいます。印象をよくするためにも必ずつけましょう。 ビジネスメールの返信は、返信の返信をどこまでするのかや、引用のしかたなど、迷うポイントがあります。ここでは基本的なメールの返信のマナーや慣例的な書き方を紹介するとともに、日程調整やお礼など、状況別の返信の例文も紹介します。 ビジネスメールの例文つきで誰よりも正しく解説する記事。※長文になりますので「見出し」より目的部分へどうぞこの記事の目次「ご返信の程よろしくお願い致します」の意味は「①返信してくれるよう、お願いします」「②返信してもらうよう、お願いします」と2通りの解釈ができます。なぜこのような意味になるのか?そもそもの意味と敬語について順をおって解説していきます。「ご返信」にかぎらず敬語「お(ご)」にはたとえば、というようになります。ここではどちらの使い方かイマイチはっきりしないですが、とにかくいずれも正しい敬語であるためあまり深く考える必要はありません。※ なお表記は漢字「ここで「ご返信の程」の「のほど」は断定をさけて表現をやわらげるのに用いる語。意味としては「〜してもらうよう」「〜してくれるよう」のどちらかに考えることができます。たとえば、などのようにして使います。これらはもともと「●●してください」という命令形なのですが、「〜のほど」を使うことによって相手に強制しないやんわ〜りとした表現となっています。ビジネスでは下手(したて)に出ることが基本ですので、強い口調を避けるためにこのような使い方をするようになったのだと推測します。「よろしくお願い致します」の意味はシンプルに「よろしくお願いします」もととなる単語は「願う」であり謙譲語「お〜いたす」に丁寧語「ます」を使って敬語にしています。ここでつかう「よろしく」には深い意味はありません。何かを頼むときに添える語です。なお表記は「よろしく」は「宜しく」というように漢字を用いてもOK。また「お願いいたします」の表記は平仮名でも漢字でもOK。文章のバランスを考えて読みやすいように使いましょう。これらの単語を合体させて意味を考えます。すると「ご返信の程よろしくお願い致します」の意味は…のように解釈できます。シンプルに要約すると「敬語の種類はほかに②謙譲語、③丁寧語があるつづいて「ご返信の程よろしくお願い致します」の使い方について。「ご返信の程よろしくお願い致します」の使い方ようするに「とくにメール文末のなお、メール結び締めにしかつかえないのか?というとそうでもありません。比較的どんなシーンでもつかえますが、結びでなければ以下のような敬語フレーズをつかうのが一般的です。ところでビジネスシーンでは「ご返信の程よろしくお願い致します」で十分に丁寧ですがほかにも「お願い致します」とおなじ意味の「お願い申し上げます」をつかい、としても丁寧です。あるいは「どうか」という意味の「何卒(なにとぞ)」をくっつけて、としても丁寧。このように基本フレーズの応用でいろいろとつくれます。お好みに応じてお使いください。「ご返信ください」とする人も中にはいます。たしかに敬語としては正しいですし、目上や上司・取引先につかっても失礼にあたるということでは無いのですが…「ご返信ください」だけでなく「お(ご)~ください」という敬語は、つよい口調に感じられることがあります。極端なたとえですが、よく母親が子供に「はやく片付けなさい!!」といっているのを耳にします。「~なさい」は”する”の尊敬語”なさる”の命令形。尊敬語”くださる”の命令形「お(ご)~ください」と似たような成り立ちです。どちらかというと「お(ご)~ください」のほうが丁寧ではありますが…どちらも結局のところ命令形であり、上から目線に感じられることがあります。もちろん人それぞれ、感じ方はことなります。だからといって敬語は丁寧であればよいというわけでもなく、バカ丁寧だとそれはそれで問題あり(”慇懃無礼”-“いんぎんぶれい”といいます)。で、シンプルな敬語をつかいすぎると失礼だと言われたり…本当にむずかしいのですよね。ということで、これまで紹介したように丁寧な敬語フレーズがあるのですからそちらを使うのが無難。とくに目上のヒトや取引先に何かをお願いするときには相手への気づかいが必要です。「ご返信のほどよろしくお願い致します」の他にもビジネスメール結び・締め・文末によく使う敬語には、※意味はどちらも「返信してくれるようお願いします」もあります。「返信してください!」とストレートに言うのではなく遠回しに自分の意思や気持ちをつたえる、とても丁寧なフレーズですね。ようするに「「ご返信※ 尊敬語「お(ご)~くださる」の意味は「~してくれる」「ください」単体としての意味は「〜してくれ」「〜して欲しい」の丁寧な言いまわしと考えることができます。が、「ください」は敬語ではあるものの、結局のところ命令形であるために強い口調となります。そこで「ますようにお願い」と続けることで「お願い」とすり替え、やんわ〜りとした表現にしています。とても丁寧な敬語フレーズと言えますね。「ご返信結論としてはどちらも丁寧であり使い分けする必要はありません。ただ何というか、ビジネスメールって「いただく」や「くださる」ばかりになって読みにくくなってしまうのですよね。そんなときに「〜のほど」はサラッとつかえて、それでいて丁寧なので重宝するフレーズです。他にもビジネスメール結び・締め・文末によく使う敬語には、あるいは可能形「いただける」をつかい、もあります。これまでとおなじく、どれも結局のところ「丁寧な敬語であり、とくにビジネスメールの文末・締め・結びに活躍するフレーズです。“ご返信いただ“ご返信いただこれって何が違うのでしょうか?念のため「ご返信いただいっぽうで、となります。謙譲語「いただく」に可能表現をつけくわえると「いただける」。ということなので可能表現をつかうのか、そうでないかという点において違いますね。可能の表現をつかうと意味としては「〜しておなじような可能の表現にはたとえば、「泳ぐ → 泳げる」などあり。どれも「〜できる」という意味になりますね。「ご返信いただで結局どちらがより丁寧かというと…「ご返信いただ可能の表現をつけくわえることによって「もしよかったら返信してもらえますか?」というようなニュアンスになるからですね。よりやわらか~いお願い・依頼のフレーズと解釈できます。本当に些細なことなので誰も気にしないとは思いますが…ただ結論としては、とにかくご安心ください。いい加減しつこいのですが・・・もっとも丁寧というか堅苦しい敬語には、※ 意味はどちらも「返信してもらうようお願いします」もあります。敬語「賜る(たまわる)」はとくに挨拶などの公式なビジネスメールやビジネス文書でよくつかわれる敬語です。かしこまった文章、カチッとしたビジネスメールに好まれる敬語は「賜る」をつかったフレーズですね。「いただく」も同じく「もらう」の謙譲語ではありますが、「賜る」のほうが堅苦しい表現になります。※ なお「ご返信こうして長々と読んでいてもイメージがつかみにくいかと思いますので、より実践的に。ここでは「ご返信の程よろしくお願い致します」の使い方をビジネスメール例文とともにご紹介。どれも目上・上司・取引先にふさわしい丁寧な敬語にしています。ご参考にどうぞ。なお蛇足ですが・・・ビジネスメールにおいては以下の敬語もオススメです。① それなりに丁寧「ご返信くださいませ」「ご返信をお願い致します」② 丁寧「ご返信いただければと存じます」③ かなり丁寧「ご返信いただければ幸いです」④ とくにビジネスメール結び/文末につかう「ご返信いただきますようお願い申し上げます」「ご返信くださいますようお願い致します」「ご返信のほどお願い致します」メール件名①: 返信Re:【日程変更】●●のお知らせ営業部 各位 (社内)大変申し訳ございません。さて、先般ご案内しておりました●●の件、▲▲により日程変更をさせていただきます。日程調整いただいたにも関わらず、ご迷惑をおかけしますこと深くお詫び申し上げます。なお、以下の通りに変更後の日程につきご案内いたします。【変更前日程】【変更後日程】よろしくお願いいたします。************メール件名①新規:懇親会・出欠のご確認営業部 各位(社内)お疲れ様です。さて、先般お願いしておりました3月10日・懇親会の件、皆さまのご都合はいかがでしょうか。お忙しいところ大変恐れ入りますが、予約等の手配が必要なためあらかじめ人数を把握しておきたく、なお、このメールは懇親会へのご出欠返信がまだの方へ送付しております。行き違いでご返信いただいておりましたら申し訳ありません。以上宜しくお願い致します。************メール件名①新規:懇親会・出欠のご確認●● 課長(社内上司)お疲れ様です。たびたび申し訳ありません。さて、先般お願いしておりました3月10日・懇親会の件、●●課長のご都合はいかがでしょうか。誠に勝手を申し上げますが、早めに予約等の手配を進めたく、また、本メールと行き違いでご返信をいただいておりましたら申し訳ありません。お忙しいところ大変恐れ入りますが、何卒宜しくお願い致します。************あまり関係ないのかもしれませんが重要なので念のため。ビジネスメールの文末・結び・締めとして使うことのおおい「ご返信のほど~」ここではビジネスメール結びをより丁寧にするためのコツをご紹介します。ビジネスメールの文末・結び・締めをより丁寧にするためのコツ。「ご返信」の前置きに添える丁寧なお願いフレーズ「どうか」「何卒(なにとぞ)」を使うとより丁寧な印象のメールとなります。たとえば以下のようなフレーズがあります。ビジネスメールの文末・結び・締めをより丁寧にするためのコツ。「ご返信」の前置きには強調するフレーズ「どうか」「何卒(なにとぞ)」だけでなく、申し訳なく思う気持ちや、相手を気づかうフレーズをもってきても丁寧です。たとえば「誠に勝手を申し上げますが」などと組み合わせ、以下例文のようにすると好感がもてますね。上司や目上にはもちろんのこと、取引先のメールにも使える丁寧な例文にしています。シェアするフォローする