雨の朝でしたが、講座の頃には曇りになり双眼鏡を持つとすぐのぞきたくなりますが、ちゃんと鳥が見えるようになるには調整が必要です。まず、その方法を習います。雨のため天竜川は濁っていましたが、雨上がりで静かなためか、水際や水面には水鳥がのんびりと休んでいました。カルガモが対岸の支川の合流部にいて、「どこ?」「あそこ」「えっ、どこ?」「あ、流れた」というヤリトリが続きます。鳥を見つけると、双眼鏡でのぞきますが、鳥の姿は小さくて色やカタチがハッキリしません。そこで先生がフィールドスコープで大きく引き延ばした姿を見せてくれます。水辺の鳥たち、見えたかな? フィールドスコープを一生懸命のぞいていると、近くを大きなアオサギが上流に向かって飛んでいきました。はじめは、みんな双眼鏡でさがしていましたが、終盤は先生のフィールドスコープを順番にのぞいていました。先生の近くにいることが鳥を覚える近道です。樹林にはメジロなどが群れていました。その奥にある池付近でカワセミの鳴き声も聞こえてきました。立ち止まって静かにしていると、鳥たちの方から存在を知らせてくれます。かわらんべに戻って、見つけた鳥を思い出しながら記録します。全員で確認した鳥は21種類。夏鳥と冬鳥が同時に見つかったそうです。年によって少しずつちがった結果になって、そのちがいを知ることも大事なことです。毎年続けて行きましょう。 青い空 に 白い雲 が、 ぽつり、ポツリと浮かぶ 9月6日(木) 朝6時過ぎの、 一気に秋らしくなった、 広島県東部 福山市でございます。今朝は、久しぶりに…
まず、秋から冬のさえずりについて総括的に解説された資料を見つけたことはありません。この手のネタ本の『鳥類生態学』(黒田長久・1982)でも、冬のなわばりについては、ジョウビタキとキクイタダキくらいしか解説されていません。 秋から冬に番形成を行うタイプ。たとえば、カワラヒワがそうです。これは長野県のカワラヒワでこの習性が発見されました。秋から番うことで、結びつきが強くなり、繁殖率を高めるのではと思います。また、別の地方のカワラヒワを調べたら、春に番形成がされることがわかり地方によって違いがあることもわかりました。東京地方でも、秋に追いかけ合いが見られるなど、長野タイプかもしれません。カワラヒワと同じように、秋に番形成をする種、あるいは地方や個体によって、秋に番形成を行うタイプがいるのかもしれません。 稲刈り途中の田んぼで、穂先や杭に止まったこの鳥を見かけることも多いでしょう。主に本州中部以北の高原などに渡来する、スズメほどの大きさの夏鳥ですが、春と秋の渡りの時期には、平地の草はらなどでも見られるのです。 この記事へのトラックバック一覧です: 1ヶ月前に引いた風邪の後遺症で、咳がなかなか抜けません。加えてぎっくり腰となり、咳をすると体中に痛みが走ります。会議やイベント、観察会の参加をキャンセルして皆さんには、ご迷惑をおかけいたしまして申しわけございません。当ブログが更新されないので、心配してメールをいただくなど、ご心配をおかけしております。2. 雨の朝でしたが、講座の頃には曇りになり 水辺の楽校で野鳥観察ができました。 天竜川には水鳥が浮かんでいて、 ヤナギの樹林ではメジロが追いかけっこし、 池の近くではカワセミが高い声で鳴いていました。 見つかった鳥は21種類 繁殖期が早いために、秋から冬もなわばりを守り番形成しているタイプ。たとえば、よく聞かれるのはセグロセキレイやハクセキレイ、水鳥ではカイツブリがそうだと思います。夏鳥が来る前に巣作り、育雛をしているような留鳥に多いと思います。このほか、フクロウもそうです。ミソサザイ、カワガラスも、このタイプではと思っています。3.