全レベル問題集 英語長文 6
英語長文レベル別問題集6は英語長文が10題で構成されています。 1〜6の難易度・レベルは以下のように設定されています。 僕が受験生の時もこの参考書に取り組んでいたのですが、体感的にも大体これくらいかなと思います。 「全レベル問題集英語長文」の①から⑥までの、難易度や問題数、特徴についてまとめました。この問題集は初心者や独学者にもってこいの教材なんですが、なぜそう言えるのかどこよりも詳しく解説してあります。 もくじそれぞれの難易度は以下の通りです。 ①だけ細く説明しておきますが①は高校基礎レベルですね(中学レベルではない)。設問も20words程度の文章の下線部和訳、指示語の内容、空所補充、本文内容一致などオーソドックスなものばかりです。 語数、問題数は以下の通りです。問題数は掲載されている長文の数をカウントしたものです。これを見ると、①の問題数が少ないのと、⑥の語数300〜400が多いのが気になりますね。①は7題だと大した練習にならないのでもう少し多くてもいいかなと思います。⑥に関しては「国公立レベル」という非常にざっくりとした分け方なので、掲載されている問題もそれに合わせたのかもしれませんが、その結果どの大学対策にもならないような感じですね。国公立標準、国公立難関校などに分けた方が良いと思います。 それぞれの特徴は以下の通り。同じシリーズではありますが、レベルに応じて適切な内容になっているのはとても良いですね。それぞれ詳しく解説します。 全レベル問題集英語長文①〜④の最初には「英文を読むための基礎知識」という項目があります。①では「品詞とその働き」「文型とその見分け方」「句と節」「並列(等位接続詞)」が解説されてあります。②はレベルが上がったのに応じて①の内容に加えて「語順変化を意識する読み方」という項目が追加されています。 この部分は英文読解のポイントがわかりやすく整理されまとまっているので、例えば、「英語長文レベル別問題集」や「やっておきたい英語長文」にはこういった英文を読むための基本知識を解説しているような項目はないので、⑤と⑥はこの項目がありませんが、このレベルになって基礎知識をわざわざ取り上げる必要はないですからね。 解説には重要文法の説明が詳しく書かれています。上記2つの画像は①の最初の1題の解説に掲載されているものです。これも独学する人にはかなり効果的な要素ですね。「文法事項の整理」は①〜④まで掲載されています。⑤以上の人は基本的な文法事項は身についていて当たり前ですからね。 ディクテーション用に本文の一部を空欄にしたものが掲載されていますが、正直この部分はあまり意味がないので省略します。もし掲載するとしたら、「ディクテーションのやり方」を詳しく解説するパートを作る方が良いですね。CDはついているのでディクテーションの効果的なやり方を知っていれば自分でできますからね。 ③〜⑥には大学ごとの出題傾向の概要が載っています。上記画像は⑥のものです。出題テーマの比率が載っているのは良いですが、出題される長文問題の平均数や1題当たりの平均語数を載せているのはバカっぽいですね。そういう情報は各年で分けて見てみないと傾向はわからないのですが、紙面には限りがあるのでしょうがなくこの形になったんでしょうかね。この部分は参考程度にしておいたほうがいいですね。受験校が決まっている人は自分で過去問調べた方が早いです。 長文読解の問題集には必ずついている文構造の解説ですが、「全レベル問題集英語長文」は①〜④と⑤〜⑥ではその形式が異なります。まずは①〜④。①〜④はSVOCを使って全ての文構造が解説されています。これは英語の長文問題集の解説で一番オーソドックスな形ですね。「英語長文レベル別問題集」もこの形です。 ⑤と⑥は全ての文構造を解説するのではなく、重要な部分を詳しく解説する形になっています。基本的な文構造の解釈はできる前提の設計ですね。 ⑤と⑥はSVOCによる構文解説のかわりに「パラグラフ展開」という項目があります。私大にしろ国公立にしろある程度より上の大学になると、ただ英文が読めるだけではなく、難しいテーマへの理解や大きな文脈を把握する力が必要です。そのためにはパラグラフを理解する必要があります。その点に注目してこの項目を設けた点は非常に良い点ですね。 ⑤と⑥はさらに「テーマ解説」という部分があります。長文のテーマについて解説している部分で、これも「パラグラフ展開」と同様に難関大の長文を読む場合に必要なことなので、こういう解説があると自然と「テーマの理解」をしようと意識できるようになりますね。 これまでの情報を総合すると「全レベル問題集英語長文」はこんな人にオススメです。 ②について補足しておきます。長文読解は単語、文法が最低限できている必要があります。しっかり読めるようにするには、その上で構文や英文解釈のテキスト、例えば「基礎英文精講」や「英文解釈の技術70」で勉強してから長文読解の練習に進むのが一般的ですが、英文を読むための基礎知識が解説されている「全レベル問題集英語長文」は手っ取り早く長文を読めるようになるにはもってこいの教材と言えます。唯一の弱点は①〜④のそれぞれの問題数が少ないことです量が少なくていまいちコツがつかめない場合は他の教材を追加して使うと良いでしょう。この教材で解説されている「英文を読むための基礎知識」などを活用すれば、「やっておきたい英語長文」などでも効果的に勉強できるようになるはずです。  言わずと知れた「やっておきたい英語長文」については以下の記事をご覧ください。 全レベル問題集英語長文の各レベルの難易度と、正しい使い方を予備校講師が解説していきます!cdの音声を活用して、音読をするのが効果的。「基礎レベル」「共通テストレベル」「私大標準レベル」「私大上位レベル」「私大最難関レベル」「国公立大レベル」の難易度と評価・評判も。 「全レベル問題集英語長文」の①から⑥までの、難易度や問題数、特徴についてまとめました。この問題集は初心者や独学者にもってこいの教材なんですが、なぜそう言えるのかどこよりも詳しく解説して … この記事では 「英語長文レベル別問題集」 について、 「どんな参考書?」 「レベルってどれくらい?」 「自分に適した参考書かな?」 「いつから取り組むべき?」 「どう使うのが効率的かな?」 「この参考書が終わったら次は何をすればいい? ちなみに英語長文レベル別問題集よりは、解説が詳しい印象を受けました。 ですので英語長文ポラリスは、レベル別問題集とハイパートレーニングを足して2で割った参考書を想像してもらえれば、なんとなくイメージが湧くんじゃないかと思います。 ・筆者は模試の成績優秀者に掲載され、早稲田大学に合格・手元に全レベル英語長文を用意して、中身を見ながらレビュー・大量の参考書、問題集を分析している「参考書マニア」・予備校講師として、2,000人以上の受験生を指導 目次全レベル問題集・英語長文は6段階のレベルに分かれている、英語長文の問題集。1冊あたりに10題の英語長文が収録されています。一番の特徴は下の写真のように、1文1文の文の作りが明確に分かるので、1文1文を正確に読む「精読力」を磨けます。「長文を解く→丸付けをする」の作業だけではほとんど力は上がりませんので、精読のトレーニングを組み込むことがとても大切です。 地味なポイントではありますが、全レベル問題集・英語長文は下の写真のように問題冊子が取り外せるようになっています。長文を解くときは最大限に集中したいですから、解説とセットの分厚い問題集を、押さえつけながら解くのはストレスになります。また透けて答えが見えてしまうこともあるので、別冊になっているのはとても親切なポイントです! ①レベル4とレベル5の難易度の差が大きい②レベル5から構文の解説が少なくなる③1冊あたりの問題数が少ないレベル4がここの差がかなり大きく、上手くステップアップできない人が多いです。 全レベル問題集・英語長文は1文1文の構文の解説が詳しいと、ここまでお伝えしてきました。しかしレベル4までは全レベル問題集を勉強して、それ以降は他の問題集に乗り換えるというのも1つの手でしょう。 全レベル問題集・英語長文は解説が詳しい分、1冊あたりの問題数が少ないです。他の問題集と上手く併用しながら、十分な演習量を重ねていきましょう。>> 全レベル問題集・英語長文のレベルは上の図のようなイメージ。例えばレベル4の「私大上位レベル」ですが、レベル4を終えてMARCHの過去問が解けなくても、さほど心配する必要はありません。>> まずは時間を測って、入試本番と同じように長文を解きましょう。「解答時間」の目安がそれぞれの長文に書かれているので、ストップウォッチを使って必ず時間を意識してください。入試本番でも読みにくい長文や、分からない問題があっても、食らいついて得点をしていかなければいけません。その時の「発想力」や「回答力」を磨くためにも、日ごろからトレーニングをしましょう。しかしあまりにもレベルが届いていないようでしたら、ランクを1つ下げて基礎を固めましょう。受験勉強は基礎から徹底的に固めていくことが大切で、 丸付けをしたら、それで終わりではありません。長文をコピーして、英文の構造を体で覚えることで、英文が読めるようになっていきます。自分で振った構文と解説の構文を見比べて、全ての文に正しく構文を振れるようにしてください。もし構文を振る作業が難しいようでしたら、まずは「>> まずは構文が振ってある状態で、長文を何度も読みましょう。次に構文が振っていない状態の長文を、繰り返し読んでください。ここまでで学んだ構文を意識しながら、スラスラと読んでいくことが大切です。入試本番でも同じように、自然と構文を理解しながら英文を読めるように、トレーニングを重ねましょう。>> ここまでのステップで完璧に長文を理解したら、音読へと進んでいきましょう。なんとなく自己流で音読をしても、「ただ英語を音で発しているだけ」になってしまいます。付属のCDで正しい音声を確認して、音読に取り組んでください。大学入学共通テストのリスニングや、英検やTEAPなどの対策としても、音読の重要性はますます高まっています。 レベル1~4まで終わったら、全レベル問題集・英語長文は卒業しても良いと考えています。ここまでお伝えした通り、レベル5と6には、最大の特徴である「全文解説」がないからです。MARCHレベルである、全レベル問題集英語長文と同じように、全文に構文を振り、スラスラ読めるようにしてください。 そこから過去問演習に入っていき、合格点を目指していきましょう。全レベル問題集で取り組んだことがしっかりと身に付いていれば、戦う力が鍛えられているはずです。私も配点がものすごく大きい英語長文を攻略したことで、1ヵ月で偏差値40から70を超えるようになり、早稲田大学に合格できました。その時に実践した英語長文の読み方、トレーニング方法を知りたい方は下のリンクをご覧ください。>> ・全ての文に構文が振ってある、とても解説の詳しい参考書・ペンを使って全文に、構文を振っていこう・最終的にまっさらな状態の英文を、スラスラ読めるようにしよう・共通テストや4技能試験に向けて、音読にも取り組もう・レベル4まで終えたら、他の問題集へと進むのも1つの手>>当サイトの運営責任者、および記事の執筆者。1ヶ月で東大京大・早 慶の英語 長文を攻略する勉強法とは はじめまして。 私は受験生の時に、全国記述模 試で22位にランクインし、早稲田大学に合格しました。 そして自ら予備校を立ち上げ、偏差値30台の ...大学受験の勉強を始めるときに誰もが思うのが、「受験勉強って、何をすれば良いの!?」ということ。 「勉強を頑張るぞー!!」という気持ちはあっても、どう動けばよいか分からない。 そして少しずつ熱も冷めてし ...大学受験の勉強、いつから本気出そうかな。 いつから受験勉強を始めれば、志望校に合格できるんだろう。 私も高校2年生の時、こんなことをいつも考えていました。筆者 高校がさほど頭の良いところではなかったの ...模試の結果が返ってきて、良ければもちろん嬉しいですし、悪いとやる気がなくなってしまいますよね。 私が受験生の時も、模試の返却はビッグイベントで、結果を見るときはとても緊張したことを覚えています。 受験 ...赤本の使い方と復習ノートの作り方!いつから何年分解く? 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