音 感情 関係
音楽心理から得られる感情、影響、効果について。音楽を聴いていて、悲しくなったり、楽しくなったり、やる気が出たりします。これは、音楽に何かの効果があるのではと感じます。人の感情を操作する音楽に秘められた力とは、どんなものでしょう。 前頭前野は、大脳の前頭葉の中 … 音の周波数と人間の感情や心理との関係を、音楽によって癒やす効果を提唱している学者がいます。 提唱者はレオナルド・G・ホロウィッツという博士で、行動科学、公衆衛生、自然治癒の分野の研究で国際的に知られている人物です。 環境音の快-不快評価と音圧の関係 島井 哲志 , 田中 正敏 日本音響学会誌 49(4), 243-252, 1993 感情は古くから深い関係があることが認められている. 音楽の聴取と感情を関連づける場合に,「感情」という 用語の意味がしばしば混同して使用されることがあるので, 最初にこの区別をしておく.音楽を聴いて,例えばこの音 だし、この関係は常に1:1に成り立っているわけではない。例えば、波形がじであって も、音を大きくすると音色が変わったように聞こえる。逆に、音色の異なる音は、じ 音 }であっても じ大きさに聞こえる … 感覚にともなう気分や感情をあらわすためである.とくに,「重い/ 軽い 4 第i 部 感情の基礎 気分」「湿った気分」「柔らかい気分」といった触覚的形容詞による表現は, 身体化された感情表現の一例と位置づけることができる. 擬態語による感情表現―音喩 まず結論から言うと、人間の感情が脳のどの部位で生じ、どのようなメカニズムで生じているのかということについては、いまだに完全には解明されていませんし、まだまだその解明には時間がかかりそうです。ただ、これまでの研究から、その感情を形成するために重要な役割を果たすのはどこなのかということは段々とわかってきており、それが、「前頭前野」と「扁桃体」という部分です。 1. 音の周波数の癒やし効果について。音の振動が身体や心に影響を与えることが近年研究されています。音は、ある速さで空気が振動する現象ですが、その振動の速さを数値で表したものが周波数「Hz(ヘルツ)」です。たとえば、1Hzなら1秒間に1回の振動があります。5Hzなら1秒間に5回振動するということです。音響粒子のことをフォノンと呼び、原子のまわりで小さく振動しています。この振動は波となり、本質的に音波と同じ性質を持っています。この振動が水や空気の振動、音波として伝わり、われわれの耳に音として認識されます。 音の周波数と人間の感情や心理との関係を、音楽によって癒やす効果を提唱している学者がいます。提唱者はレオナルド・G・ホロウィッツという博士で、行動科学、公衆衛生、自然治癒の分野の研究で国際的に知られている人物です。ホロウッツ博士は音の周波数が人間の身体や心理とシンクロしていると考え、音楽周波数の癒やしの効果を研究しました。正式に認められてはいませんが、世界中で話題となっています。それを「ソルフェジオ周波数」といいます。  古代ソルフェジオ音階は、396,417,528,639,741,852(Hz)の周波数で表される音の並びで、この数字は、旧約聖書の「民数記」の七章十二節からはじまる部分に六つの音の周波数が節番号に隠されていたそうです。以下が各周波数の癒やしの効果といわれています。この中でも528は、古代宗教音楽の中心で精神的にも肉体的にもリラクゼーション効果があり、傷ついたDNAを修復する効果があるといわれています。528は、1秒間に528回、振動する音の周波数です。528Hzの音楽を用いた、チベット僧の瞑想中の生理的変化の研究結果に、リラクゼーション効果とホルモンの変化がみられたそうです。また、コルグシャのシンセサイザーに、ソルフェジオ周波数を設定し、音響療法を行ったところ、528Hzからはじまる音階では、741Hzと調和せず、不協和音になり、世界標準のチューニングであるA=440Hzという平均律の規定が、不協和音を生み出していると考えました。  ホロウィッツ博士は平均律の世界基準には、政治的な意図があるとみました。そして、基本となるA=444HzにチューニングすることによってC=528となり、癒やしの効果が得られるとしました。しかし、この推奨は音楽家が反論しており、基準を444Hzにした場合、完全な528Hzの音は得られず、528.0079590612081Hzとなると意見しています。今後の研究が期待されます。  ハイパーソニック・エフェクトとは、日本の音楽家、大橋力らが可聴域を超える周波数成分を持った音が、人の生理活動に影響を及ぼすとする現象学説です。人間の可聴域は個人差はありますが、20kHzを上限とし、これを基準にテレビ、ラジオ、音楽CDやDVDなどの基準を決めています。実際に音を聞いてみると、確かに20kHz以上の音は人間の耳には全く聞こえない超音波のような音となります。バイパーソニック・エフェクトではこの耳には聞こえない音が人間の生理活動に大きく影響しているのではと研究をしています。研究の結果、可聴音を超えた音を聞いた状態の方がアルファ波が上昇し、ストレス指標やアドレナリンの減少が観測されました。  現在、都会で生活している限りその環境音には超高周波がほとんど含まれず、アドレナリンなどの減少効果のある音が含まれていないことがわかりました。アドレナリンは怒ったり、イライラしたときなどに分泌する物質ですが、大変身体に悪く多くの病気を誘発する恐れがあります。  可聴域を超えた音を出す楽器は、ガムラン、チェンバロ、琵琶、尺八です。こういった楽器を使った音楽を聴くことで、可聴域外の音を聞くことができます。西洋楽器の代表、ピアノやフルートは、可聴域内の音です。耳には非常に心地よくととのった音がしますが、可聴域内におさまった音しか出すことはできません。 また、イヤホンのみを使って聴いた場合、アドレナリンなどの減少効果は現れず、イヤホンで可聴域を聴き、同時にスピーカーで超高周波を聴取することで効果が現れることがわかっています。可聴域のみで聞いた場合や、超高周波のみを聞いた場合にも効果はみられません。スピーカー聴取も身体の遮音で効果が減少することから、骨伝導と体性感覚の研究が進められています。さらに、音楽を聞いたときにでるアルファ波、リラックス状態の関係は個人の好みにも左右され、一概に可聴音のみの音楽鑑賞がアルファ波、リラックス効果の減少につながるとは考えられていません。  現在、家庭でも外へ出ても、ほぼ超高周波の聞こえる環境はありません。むしろ、神経を逆なでる低周波の音環境で、ストレスが増長します。音波や電磁波が身体と心に非常に悪影響を与え、現代病や犯罪を引き起こしている可能性があります。携帯電話、テレビや電子機器のほとんどが電磁波を出し、換気扇や、車や工事などで、音環境は最悪と言えます。これでは現代人のストレスは解消されず、ストレスは解消しなければ蓄積されていくものなので、大きな病気をいつか併発してしまいます。 自然の環境で可聴音外の音を聞くためには熱帯雨林に住むしかありません。では、ストレスやアドレナリンを軽減し、アルファ波やリラックス効果得るにはどうしたらよいのでしょうか。現在のオーディオの規格をハイレゾリューションオーディオ(ハイレゾ)規格に変えサンプリング周波数を最大にして聞くことをおすすめします。 スピーカーとPC環境をハイレゾリューション対応にして、サンプリング周波数をCDの標準規格44.1kHzを聞くのを辞めて、ハイレゾ対応の音源、192kHz以上の音楽を聞くことで高周波、低周波が聴取できます。また、これらの音環境の研究は未知の部分が多く、これからの研究が期待されます。スポンサーリンク©Copyright2020 音楽心理から得られる感情、影響、効果について。音楽を聴いていて、悲しくなったり、楽しくなったり、やる気が出たりします。これは、音楽に何かの効果があるのではと感じます。人の感情を操作する音楽に秘められた力とは、どんなものでしょう。  雑音が多い交差点などで、心地よいメロディーが流れると、人間の耳は、雑音を打ち消し、聞いていて気分が良くなる音を拾います。これを、マスキング効果とよびます。これは、音から出る周波数を使った効果で、全ての音には、この周波数というのが出ているのです。  この世の中は、全て振動で出来ています。私たち自体も振動をしています。波長という言い方がありますが、これは、人から出ている振動の波の形を指しています。音の場合、ヘルツという単位で、この振動レベルを測ります。ラジオなども、この周波数により、チャンネルを変える事をしています。  実験をした例で、不快な音、黒板を引っ掻く音、フォークをガシャガシャする音などを調べると、大体2000Hz~4000Hzになります。これ以外の音は、聴こえないか、不快ではない音になります。  個人の心理により、音を選択する場合があります。例えば、好きな音楽を聴いている時には、他の生活音や人の話し声が気にならなくなります。これは、心理が働いていると言えます。これは、個人差があり、みんなが同じ音楽でそうなるわけではありません。  脳にあるA10細胞というのがあります。「視床下部」から「前頭前野」かけてある細胞の事です。この「前頭前野」は、『あの人は笑っているけど、本当は心の中では怒っている。』というような事を思考する細胞です。音楽がこのA10細胞を刺激する事により、ドーパミンを出し、感情に影響を与えているのです。ドーパミンとは快感ホルモンでもありますから、ドーパミンが出る事で、気分が良くなったりするのです。  人は、何回も同じフレーズを聴くと、覚えようとしなくても、覚えてしまいますよね。CMでも何回も同じものを見るとその商品に対する好感度がアップしたりします。このような現象を「ザイアンス効果」と言います。心地よい音楽、耳障りの良い音を繰り返し聴いていると、自然と流れてない音楽が頭の中で、流れてる感じにもなります。それにより、気分が良くなり、やる気になるなどの効果が得られます。ただ、聞きすぎて、嫌になる場合もありますから、限度があるようです。  音楽による3つの効果、マスキング効果、心理効果、ザイアンス効果を使い、生活をより良くするためには、どうしたら良いでしょう。 人間の生活で、基本となるのは、やはり朝、起きた時と、夜、寝る時です。より良い目覚めとより質の良い眠りは、心身を健康にしてくれます。朝、起きた時に大好きなやる気の出る音楽を聴いてみましょう。あらかじめ、自分で音楽を選んでおくと良いですね。夜は、体と頭をリラックスさせる音楽が必要です。脳がアルファ波になるためには、副交感神経を刺激するのが良いです。歌詞がない、メロディだけか音だけにしましょう。歌詞があると考えたり、歌詞の意味を解釈したりと、無駄に脳を使い、よけい眠れなくなります。アルファ波は、自然界の音に含まれてる場合が多く、波の音、川のせせらぎ、風の音などです。  音楽により、ストレスを解消する事も出来ます。ドーパミンは快感ホルモンと言われる通り、体や頭に良い状態を作ります。気分が良い状況を作る事により、ストレスは徐々に解消されていきます。嫌な事を思い出さないようにマスキング効果などを使うと良いでしょう。また、悲しい時には、我慢せず、悲しい感情の出る音楽を聴いて、心の中に溜まった悲しさを涙と共に、流してしまいましょう。泣くことで、人は悲しみを和らげていきます。我慢も良いですが、ほどほどにしないと、心が病んでしまいます。  植物に良い音楽や褒め言葉を言ってやると、育ちが良くなると、言います。人も同じで、応援されると頑張ろうという気になります。毎日、応援してくれる言葉や褒め言葉の入ったテープやCDを聴くと、自然と脳が、『自分は素晴らしい人間だ』と認識し始め、今より力や能力を発揮出来たりします。自分でテープに言葉を入れても良いですし、応援してくれる言葉のある音楽でも構いません。これを繰り返し毎日聴くと、ザイアンス効果で、めげた時でも、負けない自分をすぐに取り戻せるようになります。   このように、人間と音楽には密接な関係があります。音により、励まされたり、元気になったりするのです。ある例で、意識不明の患者に大好きな音楽を聴かせ続けたら、意識が回復したというのもあります。意識が無くても、脳が反応して神経に指示する場合があるわけです。このような効果により、毎日の生活に活気を持たせ、楽しい人生を送る事が出来るのです。このサイトはスパムを低減するために 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