精霊の守り人 林遣都 インタビュー
林遣都インタビュー シェイクスピア『ハムレット』のスピンオフ的作品で、『ロズ・ギル』の愛称で呼ばれて親しまれている『ローゼンクランツとギルデンスターンは死んだ』が、10月30日~11月26日まで世田谷パブリックシアターにて上演される。 綾瀬はるか, 小林颯, 東出昌大, 木村文乃, 林遣都, 吹越満, 神尾佑, ... 5.美術統括 山口類児 & 美術 伊達美貴子インタビュー 6.精霊の守り人 vfx(ビフォー・アフター) 7.イメージボード、コンテ集(動画と映像音声使 … 林遣都 俳優 はやし ... nhkでも木曜時代劇「銀二貫」、放送90年 大河ファンタジー「精霊の守り人」、連続テレビ小説「べっぴんさん」など出演作多数。 ... インタビュー 実は今作が大河ドラマを含めnhk連続ドラマ4本目の出演となる林遣都さん。 ここで過去に出演されてきたnhkドラマのタイトルと役名を紹介しましょう。 放送90年 大河ファンタジー『精霊の守り人』 役→星 … 近年では、NHK総合放送90年大河ファンタジー『精霊の守り人』、Netflixドラマ『火花』(主演)など多くの話題作に出演。映画公開待機作に、2016年10月8日公開『グッドモーニングショー』がある。9月6日より初舞台「家族の基礎~大道寺家の人々~」に出演。 現在、NHK連続テレビ小説ドラマ『他にも男性同士の恋愛を描いたドラマ『そこで今回は俳優・林遣都による演技の魅力をお届け!彼の出演した作品についても紹介します^^目次中学3年生の時に修学旅行で訪れた渋谷にてスカウトされ、芸能界した林遣都さん。なんと僅か2年後には映画『バッテリー』の主演を務め、俳優としてのデビューを飾りました。映画『バッテリー』は小説家あさのあつこによる小説で、延べ100万部を超えるベストセラー小説です。林遣都さんは主人公の原田巧を演じ、彼とバッテリーを組む永倉豪は俳優も山田健太さんが抜擢されています。また残念なことに動画配信サービスでは配信されていませんでした…。そして、映画出演以降は地元である滋賀県内の高校を卒業し、上京。2009年にはドラマ『小公女セイラ』にて連続ドラマデビューを果たします。このドラマは子役時代から活躍している女優・志田未来さん主演作品。彼女が演じる主人公・セイラと両想い?の相手役・三浦カイトを林遣都さんが演じています。二人とも若々しいのはもちろんですが、ベテラン俳優陣達に囲まれながらも演技力の高さに驚かされますよ。若手男性俳優のデビューといえば特撮シリーズというのが定番に感じていましたが、林遣都さんは映画出演、しかも主演というのですから凄いですよね…。彼の演技力は常に評価され、2011年には連続ドラマ『荒川 アンダー ザ ブリッジ』にて主演に抜擢されるほどの実力をもっており、尚且つイケメンというのがより人気を得たといっても過言ではないでしょう。冒頭にてお伝えしましたが、現在は朝の連続ドラマ小説『スカーレット』にて喜美子の幼馴染・大野信作として登場しています。一見どこか頼りなさそうに見える役柄ですが、幼少の頃から喜美子を支え続けてきた重要な人物です。実は今作が大河ドラマを含めNHK連続ドラマ4本目の出演となる林遣都さん。ここで過去に出演されてきたNHKドラマのタイトルと役名を紹介しましょう。『精霊の守り人 旅人シリーズ』の主人公、チャグムの教育係であり、新ヨゴ皇国の星読博士。漁師の子供として生を受けたが、星読みの試験に合格し、星読博士となった人物。役→河合二郎1つ1つをみれば「大した役ではなくないか?」と思われそうですが、これらの中でも『精霊の守り人』は別格といえます。大河ファンタジー『精霊の守り人』は2016年3月19日から3シーズン、3部作・全22回で放送された大作であり、児童文学として出版された作品であるにも関わらず大人の間でも人気の作品です。ファンの年齢層も幅広く、2007年には漫画家の藤原カムイによって漫画化となり、月間少年ガンガンにれ連載されるほどの人気ぶり。作中では主人公の教育係であり、作品のキーパーソンともいえる役を林遣都さんは演じています。主人公の味方なのか、はたまた敵なのか、考察せずにはいられなくなるほど彼の演技に見入ってしまうこと間違いありません!2016年、俳優のそして、林遣都さんは田中圭さん演じる春田創一の恋人・牧凌太を演じました。オタクである筆者からすると男性同士の恋愛(通称:BL)というのは小説や漫画、アニメだけの世界でしか活きないのでは?と思っていました。「腐女子」という俗語ができるぐらい、オタクではないかぎり「気持ち悪い」と称されることが多かったテーマですしね(苦笑)しかし、『おっさんずラブ』はSNSを筆頭に多くの女性を胸キュンさせ、劇場版も公開されました。かなり余談ですが、筆者の母も『おっさんずラブ』にハマった一人(笑)林遣都さんがあまりにも家庭的すぎて「段々女の子のように見えてきた」とか言い出す始末(;^ω^)まぁ、見た目もね?他の俳優さんと比べると少し小さいけども…。オタクでも腐女子でもない多くの女性を釘付けにした彼らの演技は「すげぇ…」としか思えません。林遣都さんが出演した作品をピックアップしながら紹介しましたが、筆者のなかで一番のお気に入りはドラマ『REPLAY & DESTROY』です。このドラマでは大学時代の腐れ縁で5年以上の付き合いとなる映画監督志望の横山と薬学科大学院生の真野、宅配業務勤務の新田の3人によるルームシェアの様子が描かれています。真野を演じているのは林遣都さんなんですが、良い感じのバカであり良い感じのツッコミ役なんです(笑)ちなみに俳優の山田考之さん、さらにカメレオン俳優として注目されている中村昌也さんも出演しています^^どの俳優さんをとっても今話題の方ばかりの実力派俳優なのに、内容は「これでもか!」というほど、くだらないです。そんな作品のなかでも唯一まともそうに見える真野を林遣都さんが演じているのですが、最終的には「こいつもバカだ(笑)」と笑いっぱなしです。主演映画『バッテリー』からというもの、ジャンル問わず多くの作品に出演されている林遣都さん。これからも彼の見せてくれる色んな表情を楽しみにしていきたいと思います。ただのアニメ好きから毎日アニメイトに通うオタクへと進化した人。最近のマイブームは聖地巡礼です。コメント (0)トラックバックは利用できません。この記事へのコメントはありません。 Copyright © 50音から探す1990年生まれ、滋賀県出身。2007年、映画『バッテリー』にて主演デビュー。その高い演技力が評価され日本アカデミー賞など数々の新人賞を受賞。以後テレビドラマなどでも幅広く活躍する。NHKでも木曜時代劇『銀二貫』、放送90年 大河ファンタジー『精霊の守り人』、連続テレビ小説『べっぴんさん』など出演作多数。又吉直樹の芥川賞受賞作をドラマ化した『火花』での熱演には、同世代の若者をはじめ幅広い世代から支持を集めた。連続テレビ小説『スカーレット』ではヒロイン・喜美子を支える幼なじみ、信作役を好演。松吉役 僕にとって初めての時代劇で、歴史ある京都・松竹撮影所でのお仕事、しかも共演者には津川雅彦さんをはじめすばらしい方々が名を連ねる中での松吉役ということもあり、当初は緊張しっぱなしでした(笑)。当時はまだ自分のメンタルも弱くて、プレッシャーに押しつぶされそうな感じだったのを覚えています。 そんな僕の気持ちを汲んでか、撮影中に制作統括の山本敏彦さんが「初めての時代劇なんだし、家族を京都に呼んで見せてあげたら」と、声を掛けてくださったんです。僕は滋賀出身なので、祖父と母が駆けつけてくれました。撮影の合間、僕も母たちと一緒に、まるで校外学習の社会科見学のように撮影所を歩いてみて、改めてすばらしいお仕事をさせていただいているなと実感がこみ上げてきたんです。そのとき、津川さんと塩見三省さんのシーンがあり遠くから見ていたら、待ち時間の津川さん、塩見さんのたたずまいになんともいえない雰囲気を感じて……。「俳優さんって、ただ待っている姿だけでもなんてかっこいいんだろう!」と、ものすごく感動したのを覚えています。僕の中でその瞬間、何かビビッときて(笑)、改めて俳優としてもっと貪欲に学び、いろいろな作品に挑戦していきたいという気持ちが沸き上がってきたんです。必死にくらいついて、たくさん学びたくさん教えていただいた現場でした。僕の俳優人生の中で大きなターニングポイントになった作品です。一条ジョー役 このタイトルが表す通り、コメディータッチのドラマでとても大好きな作品です! 僕が演じる“ジョー”は、新入社員で何もできないわりに自信だけはあるという、勘違い“意識高い系。”の男なんです。僕自身、見たこともないようなヤツでした(笑)。でもジョーはどこか憎めないヤツでもあったと思います。きっと見ている人も何度もイライラしつつ、最後にはジョーの姿から元気をもらっていただけたのではと思います。 演じていても楽しかったです。しかも、共演者をはじめスタッフの皆さんとのチームワークもすばらしくて。原作のないオリジナル作品だったので、現場で生まれるものもたくさんあり、みんなで一緒に作っていく感じがありました。 今も出演者の皆さん、スタッフの方たちと連絡を取り合あったりしてつながっているんです。みんなでいつかまた、何か一緒にやれたらいいねと、今でもよく話しているんです。河合二郎役 ギターなどもともと楽器の演奏は好きなのですが、ドラムに関しては初めての挑戦でした。監督から「二郎のスネアの第1発で、さくら(井頭愛海)を落としてほしいんだ」と言われたんです。それにはやはりドラムをただ形だけ真似て演奏するのではなく、ある程度のところまで表現力を身につける必要があるなと思いました。そこで約1か月間というタイトなスケジュールではありましたが、プロの方を指導されるドラムの先生の下で集中して練習をし、撮影に臨んだんです。 僕の中での二郎は、やはり偉大な映画スター、石原裕次郎さんが演じた映画『嵐を呼ぶ男』のイメージです。物語が大きく転換する時期に登場する、まさに“嵐”を呼ぶキーパーソンでもあるのだなと感じました。最初のころ、二郎が突然ドラムをたたき出すようなシーンでは、「そんなことあるのかなぁ」と、気持ちを理解するのは簡単ではなかったのですが、少し無口で不器用で、とても純粋な二郎だからこそ、言葉にするよりもドラムで思いを表現するしかなかったんだろうなと思いました。古きよき昭和の時代の空気感や、そういう時代の男性の生き方をいろいろと想像しながら演じた思い出深い役柄です。シュガ役 壮大なファンタジーを3年間も掛けて撮影をすると聞いて、最初に出演のお話をいただいて、「ぜひやりたい!」と思いました。原作者の上橋菜穂子先生からは、「シュガはとても人気のある登場人物なので、お願いしますね」という言葉を、最初の打ち合わせの際にいただいたんです。プレッシャーではありましたが、それをいい意味での目標にすえて、バルサ(綾瀬はるか)やチャグム(板垣瑞生)らと同様に、3つのシリーズの間でシュガとしての人生をしっかりと歩み、成長していく姿を見せたいと思いました。3年という期間は撮影も変則的で空いた期間もありつつ、心身ともにシュガにすぐに戻れるようにしなくてはならず大変ではありましたが、自分でもしっかりとシュガとして手ごたえを感じています。 3年間の中にはいろいろな出来事がありました。偉大な聖導師様であり、俳優としても尊敬する平幹二朗さんが他界されたことも大きなできごとでした。2つのシリーズでご一緒することができたのですが、いろいろなお話をさせていただいたことを思い出し、たまらなく楽しい現場でした。ここまでの規模で、セットや衣装などすべてに時間を掛けてつくる作品にはなかなか出会うことができません。見ているだけで、一瞬で異世界に心を飛ばしてくれるような作品です。僕もドラマのファンの一人として、そのパワーに圧倒されているくらいです(笑)。徳永役 2016年にWEBドラマとして放送されて大きな反響をいただいて、改めてNHKでも放送されると聞きとても光栄でした。大きな話題となった又吉直樹さんの芥川賞受賞作のドラマ化に、自分が徳永として声を掛けていただけて本当にこれはチャンスでしかないなと思いました。と同時に、小説のイメージも皆さんにはあると思うのですが、その想像を超えていきたいという思いも僕にはあったんです。 僕が演じる徳永の相方役を務めてくれた井下好井の好井まさおさん、神谷(波岡一喜)の相方にはとろサーモンの村田秀亮さんなど、この作品にはたくさんの本当の芸人さんたちが出演してくれました。彼らと濃密な時間を過ごし、いろいろな“お笑い”ならではの世界を教えていただけたことが演じるうえでも勉強になりました。人の前に立って表現するという意味で、芸人さんの仕事と俳優は似ているなと感じたんです。 原作者の又吉さんとは、好井さんを通じて撮影前にご挨拶をすることができました。「お任せするので、頑張ってください」と言ってくださって。その後、3話ぐらい放送されたあたりで、好井さんを通じて又吉さんから一緒に飲もうと声を掛けていただきました。いろいろと小説の話をしてくださったのですが、放送を見て「会おう」と言ってくださったことが、僕は何よりうれしかったです。平野拓未役小さな花屋兼カフェ「ネコノヒゲ」を舞台にしたロマンチックコメディー。林遣都さんが演じたのは、カフェの雇われ店主をしているヒロイン・日向清香(平愛梨)に思いを寄せるアルバイトの青年・平野拓未。そんな現場で印象に残っているのは共演の梶原善さん。撮影期間中、現場が行き詰まった時に中心に立ち、「役者のこと気にしなくていい。気持ちをつなげるのが僕らの仕事ですから」とスタッフに話したそう。「あぁ、カッコいいなぁと、その取り組み方をすごく素敵だと思ったんです。以来、僕の理想です」。大野信作役 滋賀県出身なのですが、滋賀が舞台のドラマに出演するのは初めてなんです。ですから、お話をいただいたときはすごくうれしかったです。せっかく滋賀に産まれましたし、信作役に共感する部分もあるので、地元で培った家族関係や学生時代の経験、あの頃どんな気持ちを抱いていたかを思い出しながら、役に重ねていけたらと思っています。また、僕自身も祖父母が大好きで、そこも信作と似ているんです。そういう背景も感じていただけたら嬉しいです。 僕の地元と信楽は離れていて、行ったことのない場所でしたが、信楽焼は身近にありました。祖父の家の玄関には大きめのタヌキの置物があり、実家の玄関にも小さなタヌキがあります。母は、僕が上京するたびにそのタヌキに安全祈願をしたり、仕事の幸運を祈ったりしていたらしく、今回の作品に携われるのは、タヌキにお願いしてきたおかげだと喜んでいます。滋賀ロケはホーム感もあって、居心地がよくリラックスできました。ずっと滋賀にいたら目を向けていなかったでしょうが、改めて見ると、琵琶湖ってほかにはない景色で、とても空気が美しく、街並みも人も落ち着くなと感じました。 また大阪放送局での撮影は、連続テレビ小説『べっぴんさん』以来でしたが、スタッフさんに「おかえり」とあたたかく迎えていただき、近い距離感で接していただいています。僕自身の人柄を知ってくれている皆さんに支えていただき、信作の人生を長期にわたって演じられることは幸運ですし、それが“朝ドラ”のだいご味だなと感じています。敬称略