メタモルフォーゼはゴシック&ロリータ(ロリィタ)のファッションブランドです♪レースやフリルを沢山使った、キラキラ輝くお洋服やバッグたち★ある時は可愛く、ある時は貴婦人のように、様々に自分を表現できるアイテムをご用意しています♪ 今回は百合未満な雰囲気ではありますが、読み物として物凄く刺さった「メタモルフォーゼの縁側」についてまとめていきます! まず、「メタモルフォーゼ」とはドイツ語で「変化・変身」の意味の言葉です。 このお話は久しぶりに入った書店でたまたま手に取ったBL漫画にハマってしまったおばあさんと、好きなものについて共有する事が今までなかった不器用な女子高生がBL漫画を通じてその名の通りメタモルフォーゼ、変化を起こしていく漫画です。 市野井雪(75)は涼みに入った書店で綺麗な表紙の漫画を手に取る。久々の漫画についついハマり、2巻も購入して読み進めて行くが3巻が見つからず在庫切れで注文することに。対応したバイトの佐山うららは、おばあさんがBL漫画を買って行ったというインパクトで市野井の事を覚えていた。同じBL漫画を読んでいた事もあり丁寧に説明すると市野井にお茶に誘われ、一緒に同人誌即売会に行くことになる。75歳旦那は鬼籍高校2年生ほんわかとした日常感が第一に目に止まりますが、ストーリーがいいです。2巻からじわじわと変化を感じるので、1巻で雰囲気を掴んだら2巻でストーリーをといった感じですね。ここ最近読んだ百合(?)の中でリアルな死生観のある漫画でした。市野井さんは読んでいるBL漫画の発売が1年半に1冊だと気付き、85で死ぬとしたらあと6冊か…と計算しています。それを考えた後に「やっぱり90までがんばります」と旦那さんの遺影に呟く前向きさがとてもいいんですよ。前向きさといえば自己紹介をした時に、うららさんは自分の名前が似合わないと思っているようなのですが「私たち晴れてる人と降ってる人ね」という一言があります。物凄く暖かくて前向きですね。市野井さんの性格が詰まった一言だと思います。そして時々ハッとする描写もあります。 息切れしながら階段を上っていく背中や、「また今度」があると思っていたと回想するシーンなどなど。中でもかぼちゃがなかなか切れない時の背中には心を持っていかれました。このシーンはキャパが振り切れた時の虚無なのかなと思ったのですが、何を考えていたのかを市野井さんの半分も生きていない小娘が適当に想像していいのか、敬意をもってして考えたくないという結論にたどり着きました。ここは考えるよりも感じた方がいいシーンかもしれません。きっとこの感覚がわかる時がいつか訪れるのでしょうね。 そしてその後うららさんにメールします。うららさんは頭でいろいろと考えすぎるところがあるのか、返信が一言だけなのですがそれだけで笑顔になる市野井さんがまた可愛らしいんですよ。 それから、うららさんのリアル感もたまらないです。学校では上手くコミュニケーションを取れていないようですがバイト先の本屋では普通だと言われていたり、好きな漫画の話をしたかったはずなのにいざその場となると恥ずかしくなってしまったり。うん、わかる。 学生の時から百合が好きだった方は共感できるのではないでしょうか?周りにBL好きな子は多かったけど…というネタは百合好きのあるあるだと思ってます。 そんなうららさんが初めて共有することが出来たのが75歳の市野井さんだったわけですが、市野井さんだからこそというのは1巻でも見ることが出来ます。うららさんはBLというものは隠すべきものだという意識があるのでしょうね。普段は本棚の奥の方にダンボールに入れて隠しています。なので、市野井さんにオススメを貸す時に「もし嫌だったら読むのやめてくださいね…」と伝えています。即売会に誘った時も似たようなことを言っていますが市野井さんのあっけらかんとしたリアクションと「うららさんに誘ってもらって…絶対に行こうと思っているの。とってもうれしいのよ」と伝えられる素直さがうららさんの心を開いていっているのだと思います。 そして、2巻ではいよいよ同人即売会のシーンでトラブルがあったり、うららさんが幼馴染の彼女にいわれた言葉の意味が分からない事に悩んだりとしますが、人生の経験者の何気ない一言に背中を押されたりしていきます。 3巻では生き甲斐って大事だなと思わせるようなシーンや、市野井さんの体を労わるあまりに少し疎遠になってしまったり、うららさんが市野井さんの死を実感したり、それでも新しい挑戦を始めたりしますよ。 さて、個人的には今年一番刺さった漫画です。2019年のNo.1と言い切っちゃいますよ。もう11月ですし。 百合なの?と聞かれたらきっと百合未満の何かです。日常を過ごしていく中で旦那さんのことを思い出すシーンも多くあるのでイチャラブ百合は期待しない方がよいかと思われます。まぁ私は美味しくいただきましたけどね。しかし旦那さんとの思い出も相まって物凄く切なく、そして暖かく刺さってくる漫画です。前述した通り、ここ最近読んだ漫画の中ではリアルな死を連想させる漫画なんですよ。死にゆくけれどやりたいことをやっていくおばあさんと、これからを生きていく為にやりたいことをやり始める女子高生。というような相反する2人が一緒に楽しく過ごしていく感じですね。生死の圧がスゴくてスゴくいいんです。 なんだかラストを想像して今から泣けてきました。半年おきに単行本化されているようなので私もまだまだ死ねません。百合としては人によりますが、とってもオススメな漫画です! 百合が好きすぎてご飯百合食べれる気がする。百合が好きすぎてご飯百合食べれる気がする。 [2019年]メタモルフォーゼ福袋のネタバレ/感想 中身ネタバレ(2019-6) ★2019夏福袋★ 福袋アイテムを大量再入荷♪ ベーシックでとにかく出番の多いストライプJSKセットはカチュorバレッタとセットで20000円です! metamorphoseさんがシェアした投稿(@metamorphosetempsdefille) - 2019-07-03 11:15:19. 悪魔に取り憑かれた少女を救えなかったジュンスは兄から相談を受けます。妻と3人の子供を連れて新居に引っ越したが怪奇現象に襲われ情緒不安定になっているのだという。一家を悪魔から救うため立ち上がるが・・・。 悪魔に取り憑かれた少女ジウンを母親と協力して救おうとしたが失敗してしまい、神父ジュンスは自責の念から還俗(戒律を堅持する僧侶であることを捨て在俗者・俗人に戻る事)しようと決め畑仕事を始めます。ジウンは飛び降りる際に「神がいる場所に私たちもいる。神は人間を捨てた。必ずや戻りお前の家族に災いをもたらし地獄に落としてやる」と笑いながら落下していきました。歩けもしない子が窓から飛び降りるわけないと母親は人殺し扱いしました。そのせいで町にいられなくなってしまったジュンスの兄は妻ミュンジュと2人の娘(ソンウとヒョンジュ)、息子ウジョンを連れて新居に引っ越します。ヒョンジュは何で叔父さんのせいで引っ越さなければならないのかと愚痴をこぼし、ミュンジュも聖堂やら神様やらうざったいと言います。長女ソンウはジュンスの私物を直接渡そうとしたが母親に注意され仕方なく地下にしまいます。(以下、父親・母親・長女・次女・長男と記す) 長男は「いつこっちに来るの」とジュンスに電話するが母親の叫ぶ声を聞いて向かうが見たらダメだと長女に注意されます。起きてきた次女は動物が吊されているのを見て気を失ってしまい病院に運ばれます。父親は病院に駆け付けるとただの風邪だと言われ安堵するが隣の家の車が長男のイスを破壊して止めていたので先に帰るよう家族に伝えます。昨夜もなにやら煩い音をたて寝れなかったので父親は家を訪ねるが留守でした。気味が悪い匂いを感じながら中に入っていくと何やら儀式をしたような痕跡がありました。振り返ると隣人が立っていたので注意しようとするが何もしゃべらず睨んでくるだけなので気味が悪くて帰ります。夜中に隣からあやしい音が聞こえてくるので家族は寝付けなく父親は通報すると隣人は急に人が良くなり反物を織っていただけだと謝罪しました。父親は何やら怪しい儀式を行ない動物を殺していると訴えるが警察が確認すると綺麗に片付いていました。 ジュンスは本を読んでいると赤いのがポタポタ降ってきました。ゆっくり天井を見上げるとジウンがへばり付いていて「お前の怒りと涙が私を奮い立たせ、罪悪感が私を蘇らせる」と笑いながら言われます。どんどん赤く染まっていき怖くなったジュンスは飛び起きます。どうやら夢だったようです。一方、次女は寝ていると掛け布団を引っ張られ弟にやめるよう言うが誰もいませんでした。ゆっくり起きようとするといきなり父親に髪の毛を掴まれ驚きます。父親は次女の体を見て「大きくなったな」と告げると次女は恐怖で体が硬直します。翌朝、朝食の席に着くと何やら母親の起源が悪いことに気付きます。父親は席に着くと次女が睨んでくるので「何か言いたいことでもあるのか」と聞くと席を立っていなくなりました。朝食を運んできた母親は人が変わったように食べ始め長男が「なんかしょっぱい」と食べ物を吐き出すと「生意気ね、育てるために作ったのに何なんだ」と怒鳴ります。母親の変わりように家族は呆然とするが、父親は仕事から帰り「朝はどうしたんだ」と聞くと何も覚えていないようでした。長女はシャワーを浴びているときに急に出なくなったので驚くが次女のイタズラだと気付き笑います。しかし「弟と妹を邪魔に思ってるでしょ、早く殺しなさいよ」と笑みを浮かべ去って行きました。急いで着替えて妹の部屋に行くが「ずっと部屋にいたけど、なんの事?」と聞かれます。覚えていない事に驚くと「夜中にお父さんが部屋に入ってくるから一緒に寝て」とお願いされます。 いきなり父親が部屋に入ってきて「俺が何をした」とカッターナイフを手にします。長女は父親に体当たりして妹の手を取り部屋を出るがなぜか目の前に父親がいて驚きます。父親は長女の髪の毛を掴んで放り投げ次女は逃げ出します。父親はハンマーを手にし次女を追いかけます。姉妹は襲われているときに下の階から父親が呼ぶ声を耳にし目の前にいるのはそっくりなだけで父親ではない事に気付きます。ハンマーを手にする者がいなくなると父親が階段をあがってきました。父親は何やら娘たちが脅えていたので「どうしたんだ」と声をかけます。するとハンマーを手にした母親が暴れ出します。父親は娘たちを守ると母親は笑みを浮かべ去って行きました。すると下の階から「みんなどうしたの」と母親が上がってきました。 海外宣教に志願したジュンスは最後の授業を終えるとソンウ(次女)から「なんか変なの」と電話があります。韓国を発つ日だからと1度は断るが「昨晩、お父さんが二人いたの」と言っていた事が気になり家を訪ねます。今日はみんなで一緒にいた方がいいと告げジュンスは隣人の家を探りに行くと腐敗した状態で亡くなってしました。家族写真を見てジウンの父親だと分かり取り憑いていた悪魔がやってきたのだと気付きます。悪魔は姿を変える事ができ、仲違いさせたあと始末して生き残る夜中、防犯カメラを設置したジュンスは「昨晩は長男が二人いたが次は誰か分からない」と家族に伝えます。聖水を入れた水を配ると長女ソンウだけが飲まなかったのでジュンスは兄だけにこっそり教えます。勘付かれると困るので知らないフリをするよう伝え信頼するバルタザール神父を迎えに行くが空港で「わざわざ出迎えてくれたのか」と驚かれたので悪魔に誘導されてしまったと気付きます。車を飛ばして急いで戻るが大量のコウモリに襲われ事故を起こし転落してしまいます。 悪魔払いに必要なため十字架と聖母像を取りに行った次女は焼却炉に吸い込まれます。父親は「絶対に家から出してはダメだ」と言われていたので玄関から出て行こうとするソンウの頭をドアに叩きつけます。気を失ったソンウをベッドに縛り付けるがそれを見ていた母親は「どう見ても娘だ」と心配します。父親は「今はジュンスを信用しかない」と説得します。一人だけ助かったジュンスは何とか戻るが「悪魔払いは出来ない」と伝えます。父親は「お前だけが頼りだ」と告げるがジウンの命を救うことが出来なかったジュンスは無理だと言います。説得されたジュンスは「ソンウのふりをしても絶対に信じるな」と念を押し唱え始めます。その頃レスキュー隊は救助作業に取りかかると母親は「やっぱり娘だから止めて」と拘束を解こうとすると父親は「妻のフリしやがって、お前偽物だな」と母親の頭を掴んで壁に叩きつけました。しかしジュンスが笑っているのを見て悪魔だと気付きます。悪魔に殺されそうになったとき駆け付けたジュンスが聖書を唱えてくれたおかげで助かります。焼却炉で次女を発見し言葉を失うとソンウがやってきて「お父さんが間違ってやったんじゃないの」と近付いてきました。父親は謝罪するがジュンスは悪魔だと気付き鏡を向けて唱え始めます。「魂を破滅する悪魔を我が身に閉じ込めたまえ、私がすべての始まりで終わりであるように。老いた獣を深淵に落としたまえ。悪魔の魂を罰したまえ、アーメン」ソンウから抜けた悪魔はジュンスの身体に入ります。ジュンスは十字架を折って兄に持たせ自分の心臓に突き刺しました。ジュンスは自分の命を議性にして悪魔に勝利し兄の家族を守りました。 もしかしたらジュンスはジウンの父親なのかなと思ったが違いますよね。たぶん書いたとおり隣人の人が父親であってると思います。家族写真がうっすらとしか見えないので確認出来なかった。もしかしたらジュンスかも。(明確になったら更新します)なんか次女ヒョンジュだけが亡くなってしまいかわいそうですね。しかも焼却炉に引きずり込まれるなんて残酷すぎます。母親はなんだかよく分からない人でしたね。うんざりだと愚痴をこぼしながらジュンスだけを頼りにするし。それにしても韓国映画はハンマーが好きですね。必ず持ってる気がする。 仕事上、映画を見る事が多いのでせっかくだから書いていこうと思ったのがきっかけ♪仕事上、映画を見る事が多いのでせっかくだから書いていこうと思ったのがきっかけ♪